おいしいごはん

毎日のおいしいごはんをご紹介

お雑煮

noguyu2004-01-04

なんといってもお正月はお雑煮である。
今でこそ、「やっぱ正月はおせち食わなきゃダメだよね」なんてオヤジ然としてうそぶいているが、小さいころおせち料理なんてだいっきらいだった。田作りや煮しめなんてものを食べる気はさらさら無いし、子供好きのする栗きんとんや、黒豆にしたって、「甘いおかずなんかで飯が食えるか!」という、頑としたなんだか分からないポリシーの元、せいぜいかまぼこや、黒豆の付け合わせのちょろぎなんかをぽりぽりとかじる程度だった。そんな子供を救ってくれたのが、おせちの締めに出されるお雑煮である。うちのは澄まし汁に焼いた餅と鶏肉と小松菜、せいぜいそれにかまぼこが入る、東京風のごくシンプルなやつだったが、「おもちはいくつ入れる?」と聞かれると空腹の子供は、「入るだけ!」と情緒のない注文をしたものだ。