米研いで、おみおつけ作って、副菜の準備して、よし、後は今日のメインのショウガ焼き作りだが、米が炊けるまで少々時間がある。買い物でもしてくっか、ということで、彼女に、ショウガ焼き用に生姜とニンニク、タマネギをすり下ろしておいてくれ、とたのんでちらっと買い物して戻ると、ショウガ焼き用の肉がタレに漬かってる！彼女は気を利かせてくれたつもりなのだが、ボクの作り方はタレを後からからめる方式なのだよ、あ〜も〜！もう勝手にしてくれい！とへそを曲げて、ショウガ焼き作りは彼女にバトンタッチ。膝を抱えていじけてテレビを見てると、まもなく焼き上がって出てきた。
タレにつけ込んじゃったからなぁ〜、ちょっとなぁ〜、なんていいながら食べたら、あら、これはこれでイイカンジ。ちょっと甘めだけど、なんか街場の定食屋でたのんだショウガ焼き定食みたいだ！あは、なんて言ってたら、突然彼女が大声で「あ！忘れた」だって。何忘れたの？って訊いたら、「生姜入れるの忘れた」だと。じゃ、これは何？生姜入ってなかったら、ショウガ焼きじゃないじゃん。何焼きこれ？「う〜ん、風味焼き？」ん〜風味焼きでもないな、これは。
