仕事帰りに近所のスーパーに寄ったところ、キンキが一匹550円で売っていた。
なに!この値段。激安!
通常は一匹2000円近くする高級魚キンキが、である。
最後の一匹であるキンキをかごに入れ、ああ、うまい煮付けが食えそうだと考えながら、もう一匹、メバルも買うことにした。
煮付けはなんといってもキンキが一番うまい。
絶妙の脂の乗り具合が、甘辛い煮汁にはぴったりなのだ。
ウキウキしながら、霜降り用のお湯を沸かしてキンキをパックから取り出すと、なんと半身しかない!どこ行っちゃったの半身?
あらら、道理で安いわけだ。でも、半身だとしても安いことには代わりはない。
気を取り直して。
- 鍋に湯を沸かし、沸騰したら魚を入れて、霜降りにする。冷水にとって、うろこなどを取り除く
- 煮汁は野崎レシピ。水、酒、醤油、みりんを5:1:1:1。煮汁の量は魚の量の約2倍。これに今回は砂糖を加えた
- 煮汁を鍋であわせ(鍋は浅いフライパンを使用。できあがった魚を取り出すのに容易)軽く沸騰させる
- 魚と、筒切りにしたネギ、生シイタケを入れ、落としぶたをして煮てゆく
- 煮汁が半量ほどに煮詰まったらしょうがの薄切りを加える
- しょうがの香りが移ったら出来上がり
キンキ最高。肝もこっくりして何ともいいお味。全部抱きしめたい。