カレーうどんのことをカレー南蛮といい、この「南蛮」、大阪の「難波」がなまったもので、難波がねぎの一大生産地であることから、ねぎのことを南蛮、ねぎ入りのカレーうどんのことを「カレー南蛮」というものだと思っていた。
しかし、ウキペディアによると「カレー南蛮」とはカレーそばのことだと書いてある。(玉葱を使ったものをカレーうどんと呼ぶのに対して、長ネギを使ったものをカレー南蛮と呼ぶとも書いてある)
う〜む。そもそも南蛮はねぎの産地の難波から来たということでいいのか。
さらに調べてみると、「南蛮」は南蛮人と呼ばれたポルトガル人がねぎ(玉葱であろう)を食べていたところからきたという説。南蛮人が持ってきた唐辛子から、唐辛子を使って辛くした料理を南蛮と呼んだとか、さまざまな説がネット上に流れている。
確かに、「豆アジの南蛮漬け」などの「南蛮」は唐辛子のことを言うのかもしれないが、蕎麦屋で使う「南蛮」は鴨南蛮からもわかるように、ねぎからきているものと思われる。
また、このカレーうどんの発祥も、さまざまだ。
東京ガスのホームページでは明治42年に大阪で誕生したとしてあるが、井上宏生著の「日本人はカレーライスがなぜ好きなのか」の中では早稲田の「三朝庵」が明治37年ごろに世に送り出した、とある。
この手の発祥モノは諸説入り乱れるのが常できっと同時多発的に発生したのだろうが、いづれにしてもカレーうどんはうまい。めちゃくちゃ。カレーうどんのことを考えると必ず食べたくなる。
今日のカレーうどんは頂き物で、京都「味味香」の牛肉カレーうどん。
当然ねぎをたっぷりのせまして。
普通にうまい。
- 作者: 井上宏生
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2000/11/01
- メディア: 新書
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (7件) を見る