おいしいごはん

毎日のおいしいごはんをご紹介

マグロの目玉焼き

noguyu2004-10-18

さいころから魚の目玉が好きだった。煮魚も焼き魚もまずは目玉を取り出し、まわりのゼラチン質の部分ごと口に含み、中心の固い水晶体だけ、はき出す。キンキなどの目玉の大きい魚はもちろん、アジや秋刀魚なんかの小さい魚も同じようにして食べた。しかしやっぱり、魚の目玉の最高峰は鮪の目玉である。ソフトボール大はあろうかというアレを食べることは目玉食いにとっては至福である。ウチの近くではなかなか手に入らないのだが、何があったのか、いつも買い物に行く大丸ピーコックで見つけたのだ。しかも、目玉だけでなく、頬肉や、カマ、卵、心臓(ハツ)までがある。鮪一匹解体でもしたのか?早速、目玉と心臓を買ってきたのだが、今日はひとり飯だったので、目玉だけを調理することにした。塩をして、30分ほどおき、熱湯で霜降り。ふたたび塩をし、スライスしたレモンをのせてアルミホイルでくるみ、210℃のオーブンレンジで1時間。ガスレンジのグリルで焼ければそれの方がいいのだが、なんせ大きすぎて入らない。仕方なく、火力の弱いオーブンレンジで調理したため、焼き上がるのにずいぶん時間がかかってしまった。もうちょっと焼いてもよかったのだが、空腹には勝てない。アルミホイルを開けるとほのかな柑橘類の香りの中に焼き上がったマグロの目玉が……。かなりの迫力である。グロテスクではあるがうまい!ぶるんぶるんのゼラチン質にDHAがたっぷり含まれてると考えると少しは頭がよくなっているかもしれない。