シャケとシイタケの味噌クリームスパゲッティ。上にのっているのはミツバである。
和風なんだか洋風なんだかよく分からないメニュー。でもうまい。
「スパゲッティバジリコ」といえば、今では当然スイートバジルを使ったスパゲッティだなんて事は小学生でも知っている。ドラマ「北の国から」の中で五郎さんが、いしだあゆみ演じる奥さんに惹かれるきっかけとなった話の中でこの「スパゲッティバジリコ」がでてくるのだが、ここでは五郎さんは、しそのスパゲッティとして認識している。放送された1980年当時、「バジル」なんてフレッシュのモノはもちろん、乾燥モノだってそう簡単には手に入らなかった。そのため、大葉を使った「しそスパゲッティ」が「スパゲティバジリコ」として当然のごとく受け入れられていたのだ。日本で初めて「スパゲッティバジリコ」をメニューに加えたレストラン、飯倉「キャンティ」では今でもシソを使っているが、しそスパゲッティは実はバジルを使うよりもうまいのかもしれない。何が言いたいかというと、たらこスパゲッティしかり、ウニスパゲッティしかり、和風の素材を使ったスパゲッティはうまいということだ。味噌や干しシイタケ、意外な組み合わせだがうまかった。
