ウチの両親は東京出身なんだけど、なぜかウチで作るすき焼きはいわゆる関西風。すき焼き鍋に牛脂をひいたところで、牛肉を焼き、砂糖、しょう油を肉に直接かけて味を付けてゆく。そこに、春菊、ネギ、しらたき、焼き豆腐などを足していって、火が入ったモノから食すという形だった。外で食べるときは「今半」でも「米久」でももちろん割り下を使った関東風で食べていたのにかかわらずである。
本日は割り下を作って煮る形の関東風スキヤキ。う〜ん、なぜかこの方がピタッと来るな。
そして、今回は肉も2種。国産牛と、黒毛和牛である。このふたつ、値段もかなり違うが、味も全く違う。写真のはグラム600円の国産牛だが、肉質は少々固く、スジが気になり喉に引っかかる。それに対して黒毛和牛のほうはグラム1680円、本当にとろけるような口当たりで自然と頬がほころんでくるのだ。やっぱりこれだよ、すき焼きは。た〜まにしか食べないんだから、ちょっとくらい贅沢したって罰は当たらない…よね。
