おいしいごはん

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ナーベラーンブシー

noguyu2007-08-06

ナーベラーンブシーとゆし豆腐。


これは沖縄料理。
人によっては沖縄料理ってうまいモノがないっていうのだけれど、
んなことはない。その人は沖縄できっといろんなものを食べなかったのだろう。


沖縄料理の俺ベストワンはなんと言ってもヒージャー汁だ。
いわゆるやぎ汁、やぎの身の入った鍋のようなモノだが、これが滅法うまい。
モノによっては猛烈に獣くさくってだめな人にはだめなのだろうが、
うまいモノは臭い、臭いモノはうまいのだ。


そしてこの、ナーベラーンブシー。
なんと言っても名前がすごい。
ナーベラー、ンブシーである。
沖縄の言葉でナーべーラーはへちま。ンブシーは味噌煮ということである。
「ん」から始まる言葉が日本語にあるというのが驚きだが、ヘチマを常食にしてしまうというのも本土ではあまり考えられない。
しかしこのヘチマ、よく煮込むと、トロトロとしてきて実にうまい。


ゆし豆腐は、「よせ豆腐」がなまったものか?
いわゆるおぼろ豆腐で、豆乳に沖縄の海水を混ぜて凝固したモノを食す。
島豆腐と呼ばれる沖縄の豆腐は、通常凝固剤ににがりを使わず、海水を使う。
にがりは海水のミネラル成分なので、成分としては同じようなモノなので出来る技だが、これは海がきれいでないと成立しない代物。
海水を使うので、豆腐にはもともとしっかりとした塩味が付いている。
そこにちょっとだけシークワーサーを絞っていただいた。


あー、沖縄の海が見えるよ!目の前に。